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一貫してつらぬく。

私の生まれ育った街には飯盛城跡地があり

そこには楠木正行公の銅像が建っております。

この楠木正行公ってみなさんご存知でしょうか?

 

南北朝時代まで遡りますが

鎌倉幕府を討幕を目指し天皇親政を志た後醍醐天皇の懐刀で鎌倉幕府滅亡の中心人物が

楠木正成公で、この正行公の父にあたります。

幕府を倒して世の中が良くなるかと理想を描いていてきたけれど

残念ながら後醍醐天皇は天皇と公家だけを優遇し、政治の要職を全て公家のおぼっちゃまたちに据え変えてしまって

政治に不満を持つ足利尊氏らに反旗を翻されます。

楠木正成は足利尊氏と手を組むことを直言しますが、後醍醐天皇はプライドが高くて受け入れず

その後も何度となく戦いの場においてもメンツを優先して決断をミスするのです。

後醍醐天皇の判断ミス、

正成公はすでに負けるとわかっている戦

それでも最期まで主君を裏切らずに忠義を貫くのです。

そして息子の正行に『忠義を貫け」と言い残した桜井の別れがとても有名です

「忠孝」「忠臣」として戦死します。

 

 

足利尊氏は正行公を惜しみ、北朝へ寝返れば地位を約束すると進言します

しかし正行公も父と同じ、その意思を受け継ぎ

一千の兵で四万の兵と闘う四條畷の戦いに挑み、最後は自害するのです。

 

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一貫して裏切らない精神

子供の頃からずっとこの話を耳にしてきたことだから

私のイズムにも一貫して裏切らない精神というものが根付いていると感じます。

四條畷の戦いの地

飯盛城跡地には今もこうして楠木正行公の銅像を掲げており

四條畷神社は楠一族を祀り小楠公御墓所が街の真ん中にあります。

 

そして宝塚でもよくぞ取り上げてくれました。

忠義を貫けという教えは、戦意高揚のための「楠公精神」として終戦まで教育の中心にありましたから反対も大きい中を

よくぞよくぞ!いう気持ちです。

月組のトップスター珠城りょうさん退団公演の演目に楠木正行公『桜嵐記』が。

とても嬉しくて素晴らしい作品でした

 

下記宝塚HPより

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『桜嵐記(おうらんき)』
作・演出/上田 久美子

南北朝の動乱期。京を失い吉野の山中へ逃れた南朝の行く末には滅亡しかないことを知りながら、父の遺志を継ぎ、弟・正時、正儀と力を合わせ戦いに明け暮れる日々を送る楠木正行(まさつら)。度重なる争乱で縁者を失い、復讐だけを心の支えとしてきた後村上天皇の侍女・弁内侍。生きる希望を持たぬ二人が、桜花咲き乱れる春の吉野で束の間の恋を得、生きる喜びを知る。愛する人の為、初めて自らが生きる為の戦いへと臨む正行を待つものは…。
「太平記」や「吉野拾遺」などに伝承の残る南朝の武将・楠木正行の、儚くも鮮烈な命の軌跡を、一閃の光のような弁内侍との恋と共に描く。(*宝塚HPより)

 

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