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6.152021
精油は天然だから安全なのか?
精油は天然だから安全なのか?
私たちのアロマスクールでは、安全性についても勉強を深めています。
(*写真はさやか先生です。)
さて、精油のこと皆様どれだけ知っていますか?
アロマ、って言えば、「ああ〜あれね。」って感じでしょうか。
そう、今やアロマという文字をいろんなところで見かけるようになりましたが実は、日本はアロマ後進国だということを知ってますか?
簡単に言うと雑貨として見られていることが多く品質グレーということです。
このあたりのことは、改めてまたお伝えしていきますが、、、
話を元に戻します。
アロマセラピーで使われるアロマは日本では正式に精油もしくはエッセンシャルオイルと呼ばれています。
精油は植物から抽出される100%天然の芳香成分です。
その芳香成分には薬理効果があり近年では医療分野の補助的な役割として扱わることもしばしばあります。
また美容としてアロマトリートメントや化粧品に配合して使われることも多くなりました。
これらの精油は天然だから安心。というイメージがありますが、扱い方次第では危険なものになりますので注意が必要です。
(*MIWAIKEHATA機能性ブレンドオイル)
『恩恵とリスクのバランス』
病院でもらう薬も同じことが言えますが、お薬に薬理効果を求める場合「リスクがゼロのものからは恩恵は無い」と言われ、だからこそ医師、薬剤師の服薬指導を受けてお薬が出されるのですが、精油にも薬ほどの即効性は無いものの緩やかではありますが薬理効果があります。
天然由来の精油だから安全。というわけではなく、その恩恵とリスクのバランスがとても重要なのです。
『リスクを抑える方法を伝えるのがアロマセラピストの役割』
私たちアロマセラピストはそのリスクを抑える方法を伝えることが役割の一つです。
正しく取り扱うことでリスクはほとんどなくなります。
ぜひ天然精油をご家庭で活用される場合には取り扱いについて最初にアロマの有資格者などに教わってからスタートしてくださいね。
ここでもいくつかの取扱い注意事項だけお伝えします。
自宅で使ってみたいと思われている人にはぜひ覚えておいてくださいね。
(ロジェダヴェンヌ社メディカルグレード精油)
『100%ピュアな精油を買う』
まず、精油は100%ピュアな精油を買うことです。
同様にアロマスプレーやアロマ芳香剤などもピュアであるものがいいですね。
例えばアロマ消臭剤と書いているものでもアロマセラピストが使うものと違い、防腐剤の界面活性剤や防腐剤などが含まれてその刺激を受けて数多くのアレルギー反応が報告されています。
なので、アロマというイメージの良さと安全性とは別なものなのだと注意してくださいね。
私たちアロマセラピストはアロマスプレーは、無水エタノールと精製水と精油とボトルがあれば簡単に作れるのでほとんど手作りです。
アロマスプレーを購入するときは安心できるアロマのプロに相談するといいでしょう。
『天然100%の精油でもアレルギー反応はありますか?』
精油は酸化しやすいものが多く、適切な保存が必要です。
特に、リモネン、δ-3-カレン、αピネン といったテルペン類は酸化すると重大なアレルゲンリスクをもたらします。
長期保存には向かず、日光を避け冷暗所でしっかりとキャップを閉めて保存し酸化を防ぎましょう。
リモネン(・オレンジ・グレープフルーツ・柚子・レモン・ライム・・・)
δ-3-カレン(・サイプレス・パイン・アンジェリカルート・・・)
αピネン(・ヒノキ・サイプレス・ジュニパーベリー・フランキンセンス・・・)
また光毒性を持つ精油があることを知っててくださいね。
ベルガモットやレモン、ライムなどの柑橘系の精油には皮膚に光感作を起こす成分があります。
シャンプーや入浴剤のように洗い流すものは大丈夫ですが、皮膚に残るようであれば注意が必要です。
このちょっとした知識を持って精油を扱うとリスクを抑えて恩恵を高く受け取ることができると思います。
私たちアロマセラピストはこうした精油の毒性を理解しながら取り扱いをアドバイスする役割があります。
年齢に関係なく多くの人にアロマの素晴らしさや安全な取り扱いを伝えることが私たちの仕事です。
『精油は天然だから安全なのか?』
取り扱いに注意してぜひ健康や美容のサポートや生活の質を上げていくものとして精油をお役立てください!
精油はただの雑貨ではない!!
日本も未来にはアロマ先進国と呼ばれる時が来る!!
(*フレバーライフ社精油ラインナップ)
また詳しいお話していきますね。
精油は天然だから安全なのか?についていかがでしたか?
質問などどんどんメッセージ『HP問い合わせ』よりいただければと思います。